-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
広島県福山市を拠点に型枠工事一式を行っている
n’tec.株式会社、更新担当の富山です。
型枠工事は「職人の技 × 道具の力」で成り立っています。
ここでは、現場で欠かせない道具や器具について詳しく見ていきましょう。
カナヅチ(ハンマー):釘打ちや金物の固定に使用。
ノコギリ:木材や合板のカットに必須。
スケール(メジャー):寸法を正確に測る。ミリ単位の正確さが求められる。
インパクトドライバー:ビスの締め付けや解体作業に大活躍。
これらは一般的な大工道具ですが、型枠工事においても毎日欠かせない存在です。
型枠工事ならではの道具として、以下の器具が重要です。
セパレーター
コンクリート打設時に両側の型枠を一定の間隔に保つ器具。壁の厚さを正確に確保するために欠かせません。
フォームタイ(Pコン)
セパレーターを固定するための部材。コンクリートが固まった後に簡単に撤去できる工夫がされています。
単管パイプ・クランプ
型枠を支える仮設構造物の固定に使用。支保工の安定性を確保します。
くさび
木材を微妙に押し広げて固定する際に使われる小さな道具ですが、精度を出すための大事な役割を果たします。
水平器(レベル):型枠の傾きや水平を確認。
墨つぼ:設計図に基づいて基準線を引く。
レーザー墨出し器:近年主流。精度の高い墨出しを短時間で可能にします。
道具は「安ければいい」わけではありません。
精度の高い工具を使うことで作業スピードが上がり、結果的にコスト削減にもつながります。
また、メンテナンスを怠らずに常に良好な状態を保つことも重要です。
今回は「基本の大工道具から型枠専用金物まで」詳しく解説しました。
型枠工事は「材料 × 道具 × 職人技」の三位一体で成り立ちます。
どんな資材・道具を選ぶか、その選択が建物の品質と施工効率に直結するのです。
次回もお楽しみに!
広島県福山市を拠点に型枠工事一式を行っております。
お気軽にお問い合わせください。
皆さんこんにちは!
広島県福山市を拠点に型枠工事一式を行っている
n’tec.株式会社、更新担当の富山です。
型枠工事において「どの材料を使うか」は非常に重要なポイントです。
なぜなら、型枠はコンクリートが固まるまでの“器”としての役割を担い、仕上がりの精度や強度、さらには施工コストや工期にも直結するからです。
ここでは、代表的な材料の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
型枠工事で最も一般的に使用されるのが「合板型枠」です。建築現場で「コンパネ」と呼ばれることもあります。
特徴:木材を薄く削って層状に重ね、接着剤で圧着して作られた板。繊維方向を交互にしているため、強度と耐久性に優れています。
メリット:
・加工しやすく、丸みのある部分や複雑な形状にも対応できる。
・比較的安価で入手しやすい。
デメリット:
・繰り返し使用すると表面が摩耗やささくれを起こし、仕上がり精度が落ちる。
・吸水すると膨張することもあるため、管理が必要。
戸建住宅や中規模建築では、合板型枠が主役となることが多く、「現場に合わせて自由に加工できる柔軟性」が職人に重宝されています。
鉄で作られた型枠は、精度と耐久性に優れた頼れる存在です。
特徴:厚い鉄板で製造され、規格化された形状のパネルが多い。
メリット:
・数十回以上の繰り返し使用が可能で、長期的にはコスト削減につながる。
・寸法の狂いが少なく、表面が平滑なため仕上がりが美しい。
・強度が高いため、大規模建築や橋梁などにも対応可能。
デメリット:
・重量があるため、人力での作業が難しく、機械による運搬・設置が必要。
・初期導入コストが高め。
超高層ビルや大型施設など「強度・精度・繰り返し利用」が求められる現場で大活躍しています。
近年注目されているのが、プラスチック素材でできた型枠です。
特徴:軽量で、腐食やサビの心配がなく、耐久性にも優れています。
メリット:
・非常に軽いため、作業効率が向上し、省力化につながる。
・水や湿気に強く、保管もしやすい。
・繰り返し使えるため、環境負荷を軽減できる。
デメリット:
・導入コストが比較的高い。
・強い衝撃には弱く、ひび割れることがある。
「環境配慮」や「人手不足対応」が求められる現代の建設業界において、今後さらに普及していくと考えられる素材です。
昔から型枠工事に欠かせないのが木材です。
用途:型枠を支える枠組みや補強、微調整部分に使用。
メリット:
・加工性が非常に高く、その場で細かい調整が可能。
・特に小規模現場では扱いやすい。
デメリット:
・繰り返し使用には限界があり、コスト増につながることもある。
・湿気で反ったり、虫害を受けやすい。
「木の柔軟さ」を活かして現場ごとに細かい対応ができるため、今でも重要な役割を担っています。
実際の現場では、これらの材料を単独で使うのではなく「組み合わせる」ことで最適化を図ります。
戸建住宅・小規模建築:合板+木材中心でコストを抑える。
中規模ビル・施設:合板と鋼製を併用して精度と効率を確保。
現場の条件(規模・工期・予算・デザイン)に応じて、最適な選択をすることが職人の腕の見せどころです。
型枠工事の材料には、それぞれ「強み」と「弱み」があります。
加工のしやすさなら合板
繰り返し利用と高精度なら鋼製
軽量で環境に優しいのは樹脂
微調整と柔軟さでは木材
これらを適材適所で使い分けることで、効率的で高品質な施工が実現するのです。
次回もお楽しみに!
広島県福山市を拠点に型枠工事一式を行っております。
お気軽にお問い合わせください。